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高気密、高断熱住宅の裏側

高気密、高断熱住宅の裏側

2014-06-12-09.04.34
高気密、高断熱住宅について私が考える事をお話しします。

高気密高断熱住宅は言ったもの勝ち
こう申し上げたらどう思いますか。

住宅業界はこのような所です。
高気密高断熱をうたっておきながら、今までの住宅よりは高気密高断熱だ
などという低レベルの住宅会社があるので注意が必要です。

そして、やっと法律でその基準が2020年に示されようとしています住宅の省エネルギーの義務化です。
ただし、ひとつの目安が出来ますが気密についての基準は法律にはありません。

実際、高気密、高断熱住宅ばかりで、どの建物が良いのかわからない方が多いと思います。
また、高断熱でも高気密住宅はダメだなどと主張される方もいます。

それについて、私、自身が勉強してきた事を参考にお聞きいただければと思います。

基本は、高気密と高断熱はセットだと思います。
高気密がダメだと主張される方は、施工の精度が悪い建物の悲惨な例を見て主張されているのだと思います。
事故が起こるのは、気密シートの 施工が正確でなっかったり、断熱材の施工が非常に悪いです。
また、室内の湿度を逃がすために、透湿抵抗の低い材料を室外側に設置しなければならないのに
構造用合板を壁の外側に張っていてしまっていたり、外壁の通気が十分に取れていないなどの
工事の間違いを犯しています。
その原因は断熱の工事の教育がされていない人間に施工させ、ただ単に性能の良い断熱材を入れれば良いと
考えているように見えます。

2020年には建物の高断熱化が義務化されるので、住宅を建てる人間の意識を変える必要があります。
せっかく、省エネで温かい家を建てているのに、施工の精度が悪いため、寒い家や、
壁体内で結露してしまい資産として問題のある家にしてしまって良いのでしょうか?

一つの提案としては、
すべての建物の気密測定をすべきだと思います

気密測定をする事によって隙間がある箇所がわかり手直しをする事が出来ます。
そのことによって壁体内内部結露や断熱性能が出ない事を防ぐ事が出来るようになります。

それから、長期優良住宅の認定を受けている住宅の場合、壁体内で結露が起こるかどうかの判定を審査機関が
確認をしてくれますので十分ではないですが、何もしない会社よりは安心です。

気密測定の基準として考える数値は次に上げる数値を目指すのが良いといわれています。
Ⅲ地域以南 の次世代省エネ基準のC値の基準は5以下ですが
高気密をいうのであれば最低限C値は2以下を目指すべきだと言われています。
(C値とは床面積1平方メートル当たり、何平方センチメートルの隙間があるかを表したもので
C値2とは100平方メートル(約30坪)で20平方センチメートル:5㎝×4㎝の隙間がある事になります。)

これは、換気扇のおいて、シックハウス対策の為の換気回数を実現させるのに必要な気密だと言われています。
私の考える最低限の気密だと考えます。

熱交換型の空調設備を使用する場合はC値は1以下が望ましといわれています。
この気密がとれていないとつけてもあまり意味のない設備をつけている状態(オーバースペック)だと思います。
せっかくなので性能を最大限使ったほうが良いと思います。

私が思うのは住宅会社が当社は外断熱だから良いとか、吹き付け断熱だから良いとか、グラスウールだから悪いとか
色々と主張しますが一番大事なのは施工の精度だと思います。
ちゃんとした施工をされているかを確認するために気密測定をする事をお勧めします。

ただ、ここで重要なことは、契約する前に確認しておく事が大事です。

高断熱をうたっていながらその準備ができていない会社が多いので住宅会社を選定する上で必須条件だと思います。
場合によっては測定したことがない住宅会社もあるので、実験台になりたくなければ避けたいところです。
また、契約後に追加金額を請求されることも予想されます。
気密がとれてなくても建築基準法違反ではないので、
ただ、これから、高断熱が法律で義務付られるので、住宅会社の姿勢が見えると思います。